返済を忘れてしまい、頭を抱える男性

「日々の生活に追われ、ついうっかりキャッシングの返済を忘れてしまった・・・。」
そんな時もありますよね。

キャッシングの返済に遅れてしまうと、「遅延損害金」が発生します。
遅延損害金には上限利率が決まっていて、払えないような大金を一気に請求されることはまずないんですが、しっかり知っておかないと大きな損をすることも。

そこで、この記事では遅延損害金の上限年率について、金融機関が設定している年率を表で紹介。
また、遅延損害金を安く済ませる方法や計算方法についても解説。
キャッシングの返済に遅れ不安になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

遅延損害金とは

 

遅延損害金とは、キャッシングの返済に遅れた時に発生する、一種の罰金のようなものです。
遅れた日数分だけ、発生します。
利息とは同時に発生しません。

例えば、1月10日から2月10日までの契約でキャッシングしていた場合。
2月20日に返済できるとすれば、発生する遅延損害金は2月11日から2月20日までの日数分になります。

遅延損害金の上限年率は20.0%

遅延損害金の上限年率は20.0%です。
この上限年率を多くの金融機関は遅延損害金の年率として採用しています。

実際に、遅延損害金がどれくらいに設定されているか比べてみましょう。

金融機関名通常貸付の上限年率遅延損害金の上限年率
アイフル18.0%(年)20.0%(年)
プロミス17.8%(年)20.0%(年)
みずほ銀行カードローン14.0%(年)19.9%(年)
三井住友銀行カードローン14.5%(年)19.94%(年)

比べてみた結果、遅延損害金の上限年率の20.0%に限りなく近い年率ばかりなのが分かりますね。
実際には借入する前に確認すべき項目ですが、もし返済に遅れるまで遅延損害金の年率を知らなかった場合には、すぐに確認しましょう。

遅延損害金は殆ど上限年率になるため、高金利で借りているのと同じ

 

上記の表を見ると、銀行カードローンは通常の貸付金利よりも5.0%ほど遅延損害金の年率と差があります。
これはすなわち、「どんなに低金利で借りていても、返済に遅れたら高金利で借りているのと同じ」状況になってしまうということです。

大手消費者金融などであれば18.0%前後に金利が設定されているので、銀行カードローンほどは差がつきませんが、やはり通常の借入金利よりは高くなります。

返済に遅れるということは、それだけ負担する額も増えてしまうということなのです。

上限年率が高めの遅延損害金を安く済ませるには

 

遅延損害金の上限年率が高めであるという解説をしてきました。
それでも、キャッシングの返済に遅れてしまいそうで不安な方もいるでしょう。

そこで、ここからは遅延損害金を安く済ませる為にすべきことについて紹介していきます。 やるべきことは、以下の2つです。

  • 1日でも早く返済
  • 遅延損害金の年率が低い金融機関で借入

詳しくみていきましょう。

上限年率が高いからこそ、1日でも早く返済

 

当然の方法だと思われるかもしれませんが、これは大切なことです。

遅延損害金は遅れた日数分発生します。
返済に遅れれば遅れた分だけ、遅延損害金が発生し続けます。
しかも、高い年率です。

実際にどれくらい遅延損害金がかかるのでしょうか。
例を紹介しましょう。

遅延損害金の計算方法

遅延損害金が発生した場合の計算式は「借入残高×遅延損害金年率÷365×遅れた日数=遅延損害金」です。
例を出して、計算してみます。

例)

  • 20万円を借りて、10日間返済を遅れてしまった場合
  • 遅延損害金の年率20.0%

20万円×20.0%÷365日×10日=約1,096円

例の場合だと、10日遅れたら約1,096円の遅延損害金が発生しています。

また、この計算式は、年率を変えるだけで通常の借入時にかかる利息の計算もできます。
例えば、同じ条件で年率14.0%で借入していたのなら、かかる利息は10日で約767円。
利息だけで300円近く損になります。

借りている金額が大きくなればなるほど更に大きな差となり、損をする額も高額になるのです。

上限年率で遅延損害金が設定された金融機関を選ばない

 

この方法は、これからキャッシングを選ぶ時に気をつける方法です。

なるべく、上限年率で遅延損害金が設定されていない金融機関を選ぶようにしましょう。

キャッシング前から、返済に遅れそうだと思う方はあまりいませんが、万が一遅れてしまった時のために遅延損害金の年率は確認して契約してください。

ただし、もちろん一番大切なのはキャッシングの際に適用される年率です。
二つの年率を様々な金融機関と比べて、借入先を選びましょう。

遅延損害金を払うことも難しい時は

また、返済に遅れてしまった後、遅延損害金も払えなくなってしまう状況の方もいるのでは。
そういった状況なら、「債務整理」を選択することを視野にいれましょう。

債務整理とは、借金を減らす手続きの総称です。
主に、以下の種類があります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

この手続きをするには、殆どの場合で弁護士や司法書士の力が必要になります。
どうしても返済ができそうにないなら、弁護士や司法書士の事務所へ行き、相談してみましょう。
多くの事務所は、初回相談は無料です。

まとめ

今回の記事では、遅延損害金の上限年率について特に解説してきました。
通常の貸付年率よりも高く設定されていることが殆どであることがわかったのではないでしょうか。

ここで、簡単にまとめてみます。

  • 遅延損害金は返済に遅れた日数分、発生する
  • 遅延損害金と利息は同時に発生しない
  • 遅延損害金の上限年率は20.0%
  • 多くの金融機関は、遅延損害金の年率は20.0%近くで設定している
  • 返済に遅れてしまうと、高金利で借入しているのと同じ状態になる
  • 遅延損害金を安く済ませる方法2つ
    • 1日でも早い返済
    • 遅延損害金の年率が低い金融機関で借入
  • 返済が苦しいなら、債務整理も視野に入れる

遅延損害金が実際にどれくらいの負担になるのか、想像できたでしょうか。
返済が出来ない状態ではない限り、なるべく早く返さなければ負担する金額も上がってしまうんですね。

まずは、いつなら返済できそうなのか、遅延損害金はいくらくらいになるのか等、確かめましょう。
それが払えそうにないなら、「債務整理」を検討するべきです。

キャッシングの返済に遅れることは、誰にでも起こりえます。
この後の行動が一番大切です。