年率、金利や利息の計算をしている電卓

キャッシングする時に見る「金利14.0%」「実質年率18.5%」という細かな数字。

それだけでうんざりする方も多いのではないでしょうか。

中にはとりあえずお金が借りれさえすれば良いや、と大して気にも止めない方もいるかもしれません。


しかし、金利利息のことを知らないでキャッシングを利用するのは危険です。

「いやいや利息って言っても、ちょっとした手数料みたいなものでしょう?」

と軽く見ていると、知らないうちに利息だけで数万円〜10万円以上も損をしているかもしれません。


この記事では、金利や利息とその計算方法、実質年率について分かりやすく解説していきます。

利息の計算方法などを知ることで、利息分で損をするかもしれなかった数万円分お得に使うことが出来るようになりますよ。


金利と利息とは

まず、「金利」「利息」から説明していきます。

この二つを説明するためにはお互いの意味を正しく知っておく必要があるので、同時に見ていきましょう。


文章にすると「金利◯%で◯円を借りると、月にかかる利息は◯円」というような使い方をします。

金利は借入した金額にかかる利息の割合を決めるもの、利息はお金を借りることで元金にかかる使用対価、という意味になります。


また、金利は一般的に「1年間に発生する利息の割合」を決めるものになります。


実際の数字を例に出してみましょう。

金利18%で100万円借りた場合(途中で一切返済しないと仮定)なら、借りた100万円の18%(=この場合には18万円)の利息を払う必要があります。


年にかかる利息を12ヶ月で割ったものが月にかかる利息ということになるので、この例で計算すると月にかかる利息は1万5,000円ということになりますね。


金利は%で表記されていますが、利息は支払う手数料そのものをさすことが殆どです。


ちなみに利息という言葉と似た言葉に、「利子」という言葉もありますよね。

両者はほとんど同じ意味ですが、誰が発するかによって使い分けられています。

利息はお金を貸している側が使う言葉で、「利息をもらう」といった使い方をします。

対して、利子はお金を借りている側が使用する言葉なので、「利子を払う」という風に使います。

ただ、意味合いとしてはほぼ同じですので、深く気にする必要はないでしょう。


利息は今現在借りているお金に対して発生する

通常、お金を借りた後1年間一切返済を行わず、1年後に利息を含めた全額を返すって借り方はしませんよね。

毎月一定額ずつを返済していくはずです。


返済するうちに元金は減っていきます。

利息は元金との割合で決まるものなので、利息も少なくなっていきます。


ですので、例え金利18%で100万円借りても、1年間の利息が18万円かかるということは実際はありませんよ。


年率は基本的に金利と同じ意味と捉えて良い

また、利息の説明などで使われる「年率」という言葉があります。


年率は、1年間に発生する利息の割合という意味なので、金利と意味は同じです。

金利を表示しているページに特に注意書き等がないのなら、金利=年率という捉え方をして良いでしょう。


実質年率も金利と同じ意味と捉えて良い

もう一つ金利と同じ意味で捉えて良いものに「実質年率」があります。


実質年率は、「金利手数料+保証料等の諸々の手数料を含めたパーセンテージ」という意味です。

すなわち、元金に対してだけでなく、諸々の手数料も金利手数料としてみているということ。


しかし、日本では「金利は実質年率で表記しなければならない」と法律で決まっているので、たとえ金利◯%と表記されていたとしても、実質年率○%と同じ意味になります。


何故、言葉に違いがあるのか

細かな言葉のルールは違法な金融業者を見分けるためです。


違法な金融業者は金利以外にも「保証料」だったり、「紹介料」「登録料」などの手数料を設けてお金を取ろうとしています。

実質年率とは、ここで表示しているパーセンテージ以上の手数料は取りませんよ、という証なのです。


ですので、キャッシングをする際には金利(実質年率)以外にかかるお金については考える必要がない、ということなんですね。

ただし、ATM手数料などはかかるのでそこは注意しましょう。


では次は、利息の計算方法について解説していきます。


利息の計算方法

基本的な利息の計算方法は以下になります。


元本×金利×日数(ひと月の日数)÷365日=利息


これだけだと分かりづらいので、例をあげてみましょう。


例1)
金利(年率)18%で30日間(1ヶ月)50万円借りた場合。
50万円×18%×30÷365=7,397円


この場合、月に7,397円かかることになります。

ただ、この計算方法は50万円を30日間で完済した時の利息の計算方法になります。


基本的には、50万円を月々数万円ずつ返済していく方が多いですよね。

返済が進んで元金が減るごとに利息の計算式は変わっていきます。

もう一度例を出してみましょう。


例2)
例1で借りた50万円から元金3万円返済した場合。
47万円×18%×30÷365=6,953円


元金が変わる度にいちいち計算していくのは面倒ですよね。

実際に総額いくら利息がかかるか知りたい場合には、金融機関の返済シミュレーションを使った方が良いです。


ここで紹介した利息の計算方法は、大体の利息をささっと計算する時に使う計算式、と覚えておくといいでしょう。


利息の計算方法から見る、お得な返済方法とは

利息の計算方法をご紹介しましたが、この計算式からお得に返済する方法も知ることが出来ます。


それは「元金の返済を早くして、利息にかかる金額を減らす」ということ。


利息の計算は元金ベースでしたね。

ということは、元金を早く減らしてかかる利息を少なくすれば、その分お得にキャッシングを利用することが出来るということなんです。


具体例をあげるとすれば、例えばボーナス月に一気に返済したり、借りてから3ヶ月は節約して多めに返済する、などでしょうか。

自分なりに工夫してみましょう。


まとめ

この記事では、金利、利息やその計算方法、実質年率について紹介してきました。

今までそんなに気にしていなかった、という方も「なんだそんな意味があったのか」と納得していただけたのではないでしょうか。


ここでもう一度まとめてみましょう。

  • 金利は年にかかる利息の割合のこと
  • 利息はお金を借りることでかかる手数料のこと
  • 利息は現在借りているお金に対してのみ発生する
  • 年率や、実質年率は金利と同じ意味として捉えて良い
  • 利息の計算式は、元金×金利×日数(一ヶ月の)÷365
  • 元金の返済を早くすれば、かかる利息を減らすことが出来る

利息はあくまで借りているお金に対して発生しているので、元金を減らすことが何より大切です。

そこを意識しないで借入を繰り返すと、知らないうちに利息が膨らむということに繋がってしまいますね。

金利や利息をよく知らないままでキャッシングを利用することは、すなわちそんな危険と隣り合わせということです。


まずは金利(実質年率)を見て、利息を計算して、負担を少しでも減らせないか確かめてからキャッシングをするようにしましょうね。