信用情報について疑問を持つ女性

金融機関からキャッシングしようと考えた時に「信用情報」という言葉を初めて知った方も多いかもしれません。

知らない言葉を聞くと、不安にもなりますよね。


私達が金融機関からお金を貸してもらう為には、審査を受ける必要があります。

この審査の際に、金融機関が「貸したお金を返済してくれる人」かどうかを判断する為の情報が、信用情報です。


では、信用情報には一体何が登録されているのでしょうか?

自分が知らないところで自分の情報が登録され、利用されているのは怖いですよね。


また、どんな情報が、どんな風に、どれくらいの期間、信用情報として登録されているのか。

そして、一度登録された情報は一生消えないのか。

知らないということは、それだけでストレスにもなってしまいます。


今回の記事では、そんな信用情報について詳しく解説していきます。

信用情報の中身が分かれば、審査で感じる必要以上の不安も解消。

自信を持って金融機関に申し込みができるようになりますよ。


信用情報とは?

個人を特定する情報と、これまでの金融機関との取引実績を登録した情報のことです。

取引実績とは、主に返済金額や現在の借入残高などのことを指します。

個人の思想や性格などは、信用情報に含まれていません。


信用情報は何故あるのか

例えば、もし私たちが誰かにお金を貸すとしたら、どんな基準で貸しても良いと判断するでしょうか。


嘘をつかないことであったり、時間を守っていたりなどの誠実な言動を見ることで、信用しても良いと判断した場合にお金を貸すことが多いのではないでしょうか。

少なくとも、他人に突然「お金を貸してください」と言われて、快くお金を貸そうと思う人はあまりいないはずです。

何故かと言うと、その人が本当に貸したお金を返してくれるかどうか、会ったばかりでは判断ができないからです。


金融機関も同じように判断基準がなければ、お金を貸す商売として成り立ちません。

誰にでもお金を貸していたら、返してくれないような人が出てくる可能性もあるからです。

しかし、私たちが個人にお金を貸すように、利用者の言動を審査基準にするのは非現実的というものですよね。


そんな時、第三者的視点で公平にお金を貸すべきか判断する為に必要なのが「信用情報」なんです。


信用情報は信用情報機関で管理されている

金融機関にとって必要な情報である信用情報は、3つある信用情報機関で管理されています。


消費者金融や銀行、クレジットカード会社などが金融業を営むためには、3つのうちどれかに加盟している必要があります。

信用情報機関についての詳しい情報は、後ほど紹介します。


信用情報は共有されている

普段は3つの信用情報機関で信用情報は別々に管理されていますが、機関同士の情報交換は行われており、いわゆる「ブラックリスト」の情報のみ別の機関でも確認することが出来るようになっています。


ブラックリストとは

ブラックリストとは、金融機関に「この人は信用出来ないな」と烙印を押されてしまう、致命的な状態のことを指します。

主に、ブラックリスト入りをする、と言われます。

信用情報を管理されている私たちが一番注意しなければならないのは、ブラックリスト入りしないことです。


ブラックリスト入りしているかどうかは、クレジットカードの申し込みやキャッシングの申し込みで一番見られている点であり、ここさえ注意しておけば、信用情報は金融機関が私たちを公平に判断してくれる判断材料の一つでしかありません。

下記でブラックリスト入りする条件について、紹介していきましょう。


ブラックリスト入りする条件とは

主に以下のような状態になると、ブラックリスト入りしてしまいます。

  • 長期にわたって返済を延滞する(主に2ヶ月〜3ヶ月)
  • 債務整理を行う
  • 代位弁済を行う(返済不能になった借金の返済を第三者に肩代わりしてもらう事)
  • 強制解約をされた(金融機関の利用規約を守らなかった等で、一方的に契約を解除される事)
  • 短期間に複数の金融機関に借入を申し込む(申し込みブラックと呼ばれる)

ブラックリスト入りした条件にもよりますが、大体5〜10年くらいは審査に落ちてしまうでしょう。

申し込みブラックのみ、申し込みから6ヶ月経てば解消します。


また、過去に返済延滞などのトラブルを起こした金融機関に再度借入を申し込んだ場合には、年数が経っていても審査に落ちることがあります。

この状況のことを「社内ブラック」と呼び、この情報は半永久的に登録されてしまうので、注意してください。


信用情報機関とは

ここからは、信用情報機関についての説明に移ります。


前述しましたが、信用情報を集めて管理しているのが信用情報機関です。

日本には、以下の3つの信用情報機関があります。

  • シー・アイ・シー(CIC)
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

多くの金融機関は、このうちのどれか2つに加盟しています。

それぞれの機関に登録される情報と期間について詳しくみていきましょう。


シー・アイ・シー(CIC)に登録される情報と期間

情報 期間
契約に関しての情報(個人情報含む) 契約中、解約日から5年を超えない期間
返済、完済に関しての情報(個人情報含む) 契約中、完済日から5年を超えない期間
返済延滞の情報 延滞中、延滞解消日から5年を超えない期間
債務整理の情報 債務整理から5年を超えない期間
代位弁済の情報 代位弁済から5年を超えない期間
強制解約の情報 解約日から5年を超えない期間
申し込みの履歴 申し込み日から6ヶ月を超えない期間(=申し込みブラック解消)

主に、延滞や債務整理に関わる情報は5年間は消えないんだと考えてもらえると分かりやすいでしょう。

申し込みの履歴のみ6ヶ月で消えるので、申し込みブラックは比較的短期間で解消出来ます。


日本信用情報機構(JICC)に登録される情報と期間

情報 期間
契約に関しての情報(個人情報含む) 契約中、解約日から5年を超えない期間
契約と返済、完済に関しての情報(個人情報含む) 契約中、完済日から5年を超えない期間
返済延滞の情報 延滞中、延滞解消日から1年を超えない期間
債務整理の情報 債務整理から5年を超えない期間
代位弁済の情報 代位弁済から5年を超えない期間
強制解約の情報 解約日から5年を超えない期間
申し込みの履歴 申し込み日から6ヶ月を超えない期間(=申し込みブラック解消)

JICCのみ、返済の延滞情報の登録は解消後1年を超えない期間になっています。

その他の情報については5年間は登録され、申し込みの履歴に関しては6ヶ月の登録です。


全国銀行個人信用情報センター(KSC)に登録される情報と期間

情報 期間
契約に関しての情報(個人情報含む) 契約中、解約日から5年を超えない期間
契約と返済、完済に関しての情報(個人情報含む) 契約中、完済日から5年を超えない期間
返済延滞の情報 延滞中、完済日から5年を超えない期間
債務整理の情報(任意整理) 完済日から5年を超えない期間
官報掲載の情報(民事再生、破産) 官報掲載決定から10年を超えない期間
代位弁済の情報 完済日から5年を超えない期間
強制解約の情報 解約日から5年を超えない期間
申し込みの履歴 申し込み日から6ヶ月を超えない期間(=申し込みブラック解消)

KSCのみ、官報に掲載された情報は10年を超えない期間の登録になっています。

また、返済延滞の情報に関しても、KSCのみ完済後から5年を超えない期間です。

申し込みの履歴は、こちらも6ヶ月を超えない期間の登録になっています。


まとめ

この記事では、信用情報に登録されている情報と期間について詳しく解説してきました。

信用情報について知ることで、キャッシングの申し込みをする時どのようなことに気をつけなければいけないのか分かったのではないでしょうか。


もう一度、振り返ってみましょう。

  • 信用情報は、3つの信用情報機関で管理されている
  • 金融機関は必ずどれかの信用情報機関に属している
  • ブラックリストの情報のみ、3つの信用情報機関で共有されている
  • 信用情報機関によって、登録される情報と期間が異なる

信用情報について知ってしまえば、審査に対しての不安感も減ります。

不安感が減れば、借入の申し込みをする時も自信を持つことができ、審査に対してどうするべきか対策も見えてきます。

キャッシングの申し込みをする際には、正しい知識を持って審査に臨んでくださいね。