リボ払いについて悩んでいる女性

「リボ払いは損をする!危険!」
そんな意見を聞いたことがある方は、多いのではないでしょうか。
リボ払いについて肯定的な意見を聞くことは少ないですよね。

しかし、どうしてリボ払いは損だとか、危険だとか言われているのか、その理由を知っていますか。

例えば私たちは、火が危険なのは熱さで火傷するからだと分かっているので、触らないように扱いますよね。
けれども、理由を知らないままでただ避けているだけでは、リボ払いを使いたい時にどう使うのが安全なのか、分からないんです。

そこでこの記事では、リボ払いが損だと言われている理由を詳しく解説。
正しく理解することで、利用を検討する際の判断材料にすることも出来ます。
是非、参考にしてみてください。

リボ払いが損だと言われる理由

 

リボ払いが損だと言われる大きな原因は、「リボ手数料の負担が大きい」からです。
リボ手数料の負担が大きくなるのは、その仕組みが関係しています。
詳しく解説していきましょう。

負担するリボ手数料が大きくなる仕組みとは

 

リボ払いは、自分で月の支払額を設定することが出来ます。
金融機関によって多少異なりますが、5,000円ほどから設定することが可能です。

ただし、元金にかかるリボ払い手数料も月の支払い額にプラスして負担しなくてはいけません。
例えば毎月5,000円の支払いなら、プラス手数料という形です。
リボ払いの支払い方式によっては、手数料も含めた月の支払額を決めることが出来ることもあります。

また、リボ払いの手数料はキャッシングの金利と同じように年率なので、年でかかる利息の割合が決まります。

文章での説明だと分かりづらいので説明用に例を出してみましょう。

例)Aさん

  • リボ払いで10万円のショッピング
  • 月々元金を5,000円返済(プラス手数料を負担)
  • 手数料率15%(金利15%と同じ意味)

この条件で、楽天カードのショッピングリボの返済シミュレーションをしてみます。

支払い回数月の返済金額元金手数料利用残高
16,250円5,000円1,250円95,000円
26,187円5,000円1,187円90,000円
36,125円5,000円1,125円85,000円
185,187円5,000円187円10,000円
195,125円5,000円125円5,000円
205,062円5,000円62円0円

シミュレーションの結果、完済までにかかる期間は20ヶ月(1年と8ヶ月)で、支払う手数料は13,120円でした。
「あれ?思っていたよりも手数料かかってない?」と思われた方もいるかもしれませんね。

実はこのシミュレーション、10万円のショッピング以外しなかった場合のもの。
リボ払いの手数料の恐ろしさは、何度も使うことで生まれます。

リボ払いは限度額を使わなければ何度も利用可能

 

リボ払いは限度額を超えなければ、何度も利用出来ます。

先ほど例に出したAさんの返済シミュレーションでは、Aさんが10万円のショッピングでしかリボ払いを使わなかったから、利息は13,120円になったと解説しましたね。
では、Aさんが10万円の他にも利用限度内でリボ払いを利用していたら、どうなっていたのでしょうか。

また、返済シミュレーションしてみましょう。

例)Aさん

  • 1月に10万円、2月に5万円、3月に3万円をリボ払い
  • 月々5,000円の支払い
  • 手数料率15%(金利15%と同じ意味)
支払い月支払い回数月の返済金額元金手数料利用残高
2018年1月16,250円5,000円1,250円95,000円
2018年2月26,812円5,000円1,812円140,000円(5万円借入)
2018年3月37,125円5,000円2,125円165,000円(3万円借入)
2020年11月325,187円5,000円187円10,000円
2020年12月335,125円5,000円125円5,000円
2021年1月345,062円5,000円62円0円

この返済シミュレーションの結果、完済までにかかる期間は2年と9ヶ月に伸び、支払う手数料は37,179円になりました。
先ほどの10万円だけのリボ払い利用時よりも、約3倍近くまで膨れ上がっています。

リボ払いを利用しても、月の返済額はあまり変わらない

例で紹介した表で特に注意してみてほしいのは、支払い金額の欄。

利用残高が増えると同時に手数料の額が上がるので、月の返済金額も上がっているのが分かるでしょうか。
しかし、5万円も借入しているのに、月々の返済額は500円ほどしか上がっていません。

利用残高が増えやすい為、手数料が高額になり損をする

毎月の返済額がそんなに変わらないと、利用者が返済時に「あ!今月は使いすぎた!」と気付きづらくなります。
ちょっとした手数料みたいなもの、という感覚で気にも止めない人もいるでしょう。

しかし、利用者がこのまま使い続けると、どんどん完済までにかかる期間は伸び、支払う手数料も増え続けます。
この仕組みが、手数料の負担が大きくなり、その結果損をしてしまう原因なのです。

リボ払いで損してしまう使い方とは

さて、リボ払い手数料の負担が大きくなってしまう仕組みについて、解説しました。
ここからは、実際にリボ払いで損してしまう使い方を紹介しましょう。
それは、利用者の心理状態によって決まります。
主に以下の2つの状態です。

  • 元金がいくらか分からない
  • 借金の感覚が麻痺している

この状態のままリボ払いを利用していると、どんどん損をしていきます。
一つずつみていきましょう。

リボ払いで損する使い方1:元金がいくらか分からないまま使う

 

前述した通り、リボ払いだと毎月の返済額が大きく変わらない為、利用残高が増えても分かりづらいです。
自分で利用残高を都度確認しなければ、よほど高額利用をしない限り気づかない可能性があります。

そのまま元金を確認せずにリボ払いを使ったら、手数料が膨らみ続け、大きく損をすることになります。

リボ払いで損する使い方2:借金の感覚が麻痺したまま使う

 

リボ払いでショッピングをしていると、だんだんと借金の感覚が麻痺することがあります。
それは、月々の返済額があまり変わらない為に「自分のお金でしっかり返済出来ているから問題ない」と勘違いしてしまうから。

リボ払いはあくまで、支払いを先送りにしてもらう支払い方法です。
少なくとも、自分の今の収入で払うことは出来ていない状態。

リボ払いを使う=現状お金がない状態であるという意識を持っておかないと金銭感覚が麻痺し、どんどんリボ払いを使ってしまう危険性があります。

そして最終的には、返済が遅れてしまうのです。

まとめ

今回の記事では、リボ払いが本当に損なのかどうかを仕組みを交えて解説してきました。
手数料の負担が大きくなりやすいことで、損をしてしまう人が多いんですね。

では、もう一度まとめてみます。

  • リボ払いが損なのは、手数料の負担が大きいから
  • リボ払いには、手数料負担が大きくなりやすい仕組みがある
  • リボ払いで損をしてしまう使い方は2つ
    • 元金が分からないまま使う
    • 借金の感覚が麻痺したまま使う

リボ払いは、利用する人みんながみんな損をする訳ではありません。
損をする使い方をしてしまいやすいから、利用は危険だと言われているんですね。

ただ、やはり積極的に利用するのはおすすめ出来ません。
リボ払いが危険だと騒がれるということは、それだけ損をする使い方をしてしまう人が多いということ。
簡単にリボ払いを使うのではなく、まずはそれ以外の支払い方法を検討するようにしてくださいね。